日誌だぞ～

２００８年はオリンピック開催の年。中国初の夏季オリンピック「北京オリンピック」が開催されます。アジアでの開催は、韓国・ソウルオリンピック以来実に２０年ぶりのことです。 皆さんご存知の通り、オリンピックには夏季オリンピックと冬季オリンピックがありますよね。１８９６年、ギリシャのアテネで行われた夏季オリンピックが近代オリンピックの最初で、２度に渡る世界大戦を経て、現在に続いています。 しかし、少し遅れて開催された冬季オリンピックの第一回目はギリシャ開催ではなく、１９２４年フランス・シャモニーモンブランで開催されました。

しかし、そのアマチュアリズムのスポーツ精神も、１９８４年のロサンゼルスオリンピックの大々的なショーアップ化以降商業的色合いが強まり、ビジネス的志向が高まってきます。 そしてオリンピック開催国において景気が上向き、莫大なマネーが動くことから、開催にあたってはIOC委員への賄賂問題も常に付きまとうようになりました。 また、スポーツの祭典だけではなく、その時期の国政、世界的国の情勢との関係も強く現れ、たとえば１９８０年、モスクワオリンピックでは日本を含む西側諸国の参加ボイコットで、多数の選手が競技に参加できないと言う状況に陥りました。

さて次回開催が決まっている２００８年、北京でのオリンピックに対しても、中国への否定的な論調が見られます。それは現在まで行われている中国政府の人権侵害や人命を軽視することからです。 また他に、中国で見られる著作権問題や国民の倫理性、オリンピック景気による経済発展から発生する環境問題も大きく、イギリス・水泳代表選手団はこの大気汚染を懸念し、開催直前まで日本での調整を行うことを発表しました。 その他に、トイレや国民の唾吐きになどの衛生面での問題も見られるなど、中国でオリンピックが開催されるまで数々の問題が山積みされています。しかし、久々に掴んだアジアでのオリンピック開催です。少しでもこれらの問題が解決することを祈り、盛り上がっていきたいものですね。